3月に開幕するプロ野球、飛躍に燃える選手の姿を紹介しています。

星稜高校出身のヤクルト・内山壮真選手です。
抜群の打撃センスを生かすため、本職はキャッチャーですが今シーズンは外野手との二刀流に挑戦しています。

ヤクルト・内山壮真選手

抜群の打撃センスを武器に、高卒2年目の昨シーズンは1軍で74試合に出場した内山選手。
日本シリーズの第2戦では、3点を追う9回ウラ、チームを救う同点ホームランを放ちました。日本中に、その勝負強さを見せつけました。
内山壮真選手は昨シーズンを振り返り「1年間1軍に帯同させてもらったので、色々な経験もできた。まだまだキャッチャーとしてできることもあったし、打つ方でも打率はまだまだ伸ばせるところはあると思うので、打つ方も守る方も頑張っていきたい」とコメントしました。

課題は山積みと話す内山選手。
球界のレジェンド、古田敦也臨時コーチからの直接指導で、キャッチャーとしての極意やバッティング技術を学んでいました。

古田敦也臨時コーチから指導を受ける内山選手

「1年間戦うための配球や必要な知識を教えてもらった。配球は実戦の中で困ったことがあった時にどうするか、そういう方法などを学んだ」(内山壮真選手)

正捕手のポジションにはWBC日本代表に選ばれている中村悠平選手がいるヤクルト。
出場の機会を増やすため、高津監督は内山選手をレフトのポジションとの二刀流で起用しています。
「バッティングを生かしてという所もあると思うので、首脳陣の期待に応えられるように今は打つ方で一番貢献できるかなと思うので、そこで頑張っていきたい」(内山壮真選手)

3年目の内山選手に、今シーズンの目標を聞きました。
「『日本一』です。去年日本シリーズで負けた悔しさもあるし、そこで打てなかった悔しさもあるので。1試合でも多く打つほうでも守る方でも貢献していきたい」(内山壮真選手)