3月に開幕するプロ野球、飛躍に燃える選手の姿を紹介しています。
石川県小松市出身の楽天の主砲、島内宏明選手。33歳になったベテラン強打者は今なお進化を続けています。

「今シーズン、元気な姿でグラウンドに立ち続けることができるように頑張っていくので応援来れたら来てください…」(楽天・島内宏明選手)

楽天の4番バッターといえばこの人、小松市出身の島内宏明選手です。
星稜高校を卒業後、明治大学に進学し、2011年、楽天にドラフト6位で入団しました。
楽天ひとすじ、今年で12年目です。

キャンプインから2日目の2月2日で33歳になった島内選手。
支配下登録されている67人の選手のうち、33歳を超える選手は9人。ベテランと呼ばれるポジションになってきました。

33歳の誕生日を迎えた島内選手

島内選手「ケーキは一番おいしかったです。実りあるシーズンにしたい。」

進化を続けるベテラン 衰えを見せない楽天の4番

しかし、島内選手は歳を重ねるごとに進化を続けています。
打者の評価指標=OPSの推移でみると、若手の頃よりも30歳を超えた2020年以降の数字が高く、おととしは自身最高の0.863を記録しています。

島内選手 OPSの推移


パ・リーグでは、おととしの打点王に続き去年は最多安打賞を獲得するなど、打撃センスは衰えを見せません。
「苦労半分、楽しさもある。振る量を減らさず、しっかり振ることを毎年思っているが強いスイングを多く入れることを意識している」(島内宏明選手)

プロ12年目を迎えたベテラン強打者の新たな1年への抱負は、意外なひとことでした。


島内宏明選手「『新人王』と書きました。もうベテランと言われる年にはなっているがまた一からという気持ちで。挑戦という意味も込めて。新人“王”は取れないが、新人ぐらいの気持ちで、フレッシュな気持ちで今年はやれたら」