救急車で搬送された患者を診る救急指定病院は、一次から三次まで重症度に応じて三種類あり、石川県では重篤な患者にも対応できる三次救急医療機関は、七尾市と金沢市にしかありません。そんななか、今月、能美市消防本部では、全ての救急車に救急隊をサポートする最新鋭の機械を導入しました。命を繋ぐための強力な武器とは?
能美市消防本部寺井消防署・山下知成 消防士長「いろんな機材が最新なんですけども、その中でもこの機械なんですけど静脈可視化装置という、最新の機械になります」

救急車の中にある電話の受話器のようなこの装置。静脈可視化装置という名の通り、光を当てると静脈が浮かび上がる装置です。
北陸放送・石橋弘崇アナウンサー「ああ!すごい!血管が一瞬でわかりますね」

救命救急士は、ショック状態の患者や、心臓が止まった患者などに対し、医師の指導のもと、点滴や薬剤の投与が認められています。しかし、針が刺せるのは2回まで。人形を使った訓練で日頃から技術を磨いていますが…