金沢市や地元の漁師らが2020年からブランド化に乗り出した「加能ガニ金沢」。市内6つのレストランとタッグを組み、冬を代表する味覚を堪能してもらうコラボ企画が15日から始まりました。
金沢港で水揚げされたオスのズワイガニのうち、甲羅幅が11センチ以上で脚折れがないものに認定される「加能ガニ金沢」。新進気鋭のシェフの手にかかれば、個性豊かなオリジナル料理に様変わりです!
やってきたのは、金沢市本町のフランス料理店「レストラン エンヌ」季節の食材を使ったコース料理が人気を集めるこちらのお店では、加能ガニ金沢を使った2つ品を含む8品の限定メニューを提供します。
兵藤遥陽アナウンサー
「わ~!美しい!これはどんな料理ですか?」

レストランエンヌ・西山昭二オーナーシェフ
「加能ガニのヴァプール=蒸し煮をゆり根と加賀レンコンでまとめたものです」
「加能ガニはとても繊細で、火入れを失敗してしまうとすぐに良さが伝わらないので、シンプルに火の入れ方を重点的に仕上げました」
金沢市や県漁協でつくる「金沢市水産物ブランド化推進協議会」と、市内6つのレストランによるこのコラボ企画は、ブランド化して今年で3年目となる加能ガニ金沢の新たな可能性を引き出し、消費拡大につなげることが狙いです。
金沢市農林水産振興課・田村和也さん
「加能ガニの認知度としてはまだまだかなと思っていて、こうした提案を通じ市民や飲食店の方にもこうした素材があることを知ってもらいたい」
「加能ガニ金沢×進化系フレンチ」は、今月末まで事前予約制で行われます。