火が出ても直接水をかけるのはNG
てんぷら油が発火するのはおよそ370度で、油が少ないと温度が一気に上昇するため、火災につながるリスクが高まります。
また、発火してフライパンに水を直接かけてしまうと、さらに大きな被害を招く危険性もあります。
金沢市消防局・下村大海消防士長「水をかけると一気に蒸発してしまうので炎が一気に広がる。良く絞ったタオルを準備してこのように手を折り返して保護しながらタオルをかけると比較的安全に消火できる」

比較的発見が早く住民による対処が可能なため、大きな火災につながることは少ないとされるこんろ火災。
しかし、金沢市内では2024年、消火が間に合わず住宅の一部が焼ける火事が3件発生していて、1人が亡くなっています。

金沢市消防局・辻口昌志消防士長「大きな理由としてはその場を離れることで火災が発生する」
カセットこんろの使用が増えるこれからの季節。調理中は火から目を離さないなど、基本的な対策が大きな被害を防ぐことにつながります。
金沢市消防局・辻口昌志消防士長「しっかりと油の量を守ってもらう。絶対に目を離さない。電話がかかってきてもお客さんが来てもこんろを切ってから対応してほしい」











