民間の給与が上昇していることを受け、石川県の人事委員会は17日、馳浩知事に県職員の給与とボーナスを引き上げるよう求めました。
県の人事委員会は、馳知事に対して4月時点の民間の給与が3.1%、額にして1万1506円上回っているとして、県職員の給与についても同じ程度に引き上げるよう勧告しました。
また、ボーナスについても0.05か月分増やし、年間4.65か月分の引き上げを求めました。

石川県・馳浩知事「まず真摯に受け止めたい。その上で勧告に従った対応をするようにすぐに指示を出したい。今の高校生大学生など希望をもってもらわなければいけないので、勧告制度をしっかりと実態を反映できるようにすることもスピーディーにやることも必要」
改定率が3%を上回るのは1991年以来34年ぶりで、県人事課では民間での賃上げ基調が続くことや、比較対象の企業を従業員50人以上の規模から100人以上に見直したことが要因とみています。
県職員の給与とボーナスの引き上げ勧告は4年連続となります。