再び世界の頂点へ しかし、待ち受けていたのは…
復帰後、31歳を迎えていた2019年4月。若手の台頭もあり鈴木さんは、世界記録を保持する20キロではなく、それまでレース経験がない50キロで東京オリンピックを目指すことを決断する。そして、世界陸上ドーハ大会の代表選考レースとなった日本選手権で見事に優勝を飾った。

迎えた9月の大会、過酷な暑さの下で行われたレースでスタートから先頭を守り切り、金メダルに輝く華々しい復活劇を遂げ、東京オリンピック代表内定の座をつかみ取った。
しかし、その喜びも束の間、鈴木さんに再び体調の変化が襲った。
