石川県能登町のスポーツ少年団の口座からおよそ125万円を私的に流用したとして、町は22歳の男性職員を懲戒免職としました。
8日付で懲戒免職処分となったのは、能登町の総務課ケーブルテレビ放送室の22歳の男性主事です。
町によりますと、当時、教育委員会の事務局主事だった男性は、2024年8月から2025年3月までの間に担当していた能登町スポーツ少年団の口座から8回にわたりあわせて125万円あまりを引き落とし、私的に流用したということです。
男性の後任の職員が、4月23日にスポーツ少年団の通帳に不審な引き落としがあるのを確認したことから明らかになりました。
町の聞き取りに対し、男性は「自家用車の修理代に使った」と私的流用を認めています。また、男性は1日までに全額返納していて、スポーツ少年団は現時点で、刑事告訴をしない方針だということです。
町は、教育委員会の事務局長の女性を戒告、当時の局次長の男性を訓告の懲戒処分としています。

吉田義法町長は「職員の綱紀粛正と服務規律の保持の徹底を図り、再発防止に取り組む」とコメントしています。