4選も表情固く…総理続投に「複雑な思い」
Q 石破総理は続投を明言しましたが、宮本さんはこれについてどう受け止めましたか。そして今回の選挙で何が有権者の批判を招いたとお考えですか。
宮本周司 氏
「さすがに昨年の衆院選、都議選、また今回の参議院選挙。この結果を見て続投というのは私としても複雑な思いはある。今回の公約も含めて少しブレがある。しっかりと筋を通して根拠を示してこれが絶対に国民の国益に適うのだ、生活を救うのだ、助けるのだというブレない政治を実践すべきだと思って我々もこれまで取り組んできている。その部分においては多少揺らいだ部分もある、それは否めない」

事実上の政権選択選挙とされた参院選では、自民、公明の与党が非改選の議席を含め過半数を維持できるかどうかが焦点でしたが、結果は自公で合わせて47議席。過半数を維持するため目標としていた50議席に届かず、参議院でも少数与党となりました。
Q 主導的な政権運営が益々厳しくなりましたが、総理はそれでも「比較第一党」という表現で存在感を強調しました。石川では被災地能登の復興予算を引き続き確保していくことが重要です。今後どのような国会運営が求められるとお考えですか?
宮本周司 氏
「当然、能登の災害からの復旧・復興は県選出国会議員が協力して課題に取り組んでいくので必要とあらば議論は国会の中で巻き起こしていきたい。また一方で、今の情勢を考えた国会運営に関しては、従来とは違う枠組みで野党との協議、政策ごとに是々非々でしっかりと国益に適う、国民の皆様に寄り添った政治なのであればその議論のプロセス・枠組みも変化をさせる必要がある」
宮本さんには、自民党の信頼を取り戻すような6年間にしてもらいたいです。