金沢21世紀美術館は当初、厳しい声も
2004年、山出市政のシンボルともいえる金沢21世紀美術館が開館。

伝統文化を重んじる土地柄、当時は現代アートへの拒否反応もあり、計画段階から批判が相次いだといいます。

山出保さん「市の議員の中からね、あんなガラクタ買って、とかね。やっぱりそういう言い方が出るんや。ガラクタって言ったよ。迷う、心の葛藤に悩んで、それはしょっちゅうありましたね。その時にやっぱり、自分にはやましいことはひとつもないはずやと。だとしたら、何の遠慮もいらんやないかいと自分に言い聞かせるわけですね。いい意味の開き直り。これで自分を救ってきた」
山出さんが残した数々の功績に、多くの関係者が賛辞をおくり、金沢の今後のあるべき将来像を描きます。