金沢市は、運転免許を返納した高齢者に鉄道とバスの定期券などの購入費用を一部助成している制度で、返納する人や家族の負担を減らそうと、警察と共同で申請を支援することになりました。
金沢市は2018年から、運転免許を返納した市内に住む75歳以上の高齢者を対象に、電車やバスなど公共交通機関を利用する際の定期券や回数券の購入費用を補助しています。

補助制度の申請はスマートフォンからできますが、利用が伸び悩んでいることから、7月1日から金沢市内3つの警察署と運転免許センターに案内リーフレットやマニュアルを設置しました。
金沢中警察署では、免許返納と同時に公共交通の助成制度の電子申請をする様子を報道陣に公開しました。

金沢市交通政策課・西村武司担当課長「警察の窓口でワンストップ化を行えるように進めたいと思って始めた。ぜひ電子申請の方をご利用いただきたいということで周りの方にもお知らせ願いたい」
金沢市は、スマートフォンを使えばおよそ20分で申請できるとしていて、積極的な利用を呼びかけています。