【豆知識】ボーナスから「住民税」は引かれない?
給与明細を見て、「あれ、住民税は引かれていないな」と気づいた方もいるかもしれません。
その通り、ボーナス(賞与)から住民税が直接天引きされることはありません。
住民税は、前年1年間の所得(給与や賞与の合計)を基に計算され、その総額を12分割した金額が、翌年6月から翌々年5月までの毎月の給与から天引きされる仕組みになっています。ボーナス支給時に手取り額が減らないのは嬉しいですが、毎月の給料からしっかり納めているということになります。
まとめ
ボーナスの額面が同じでも手取りが違う主な原因は、「前月の給与額」によって所得税の源泉徴収税率が変わるためです。
・前月に残業が多いと税率が高くなり、一時的にボーナスの手取りが減ることがある。
・扶養家族の人数によっても、所得税率は変動する。
・あくまで支給時の仮の計算であり、最終的な税額は年末調整で正しく精算されるので、損をするわけではない。
・住民税はボーナスから直接引かれず、毎月の給与から天引きされる。
給与明細の仕組みを知ることは、自身の家計やライフプランを考える上での基礎となります。一度じっくりと目を通してみてはいかがでしょうか。