開港22年目の能登空港(石川・輪島市)の搭乗率は、今年4月末時点で5割余りと低調に推移していて、県が航空会社と結ぶ搭乗率保証制度は震災や豪雨の影響を考慮し、適用が見送られることになりました。
能登空港は2003年の7月7日に開港し、能登半島地震での運休や減便を経て、現在は羽田便が1日2往復で運航しています。
石川県によりますと、開港22年目の今年4月末までの利用者数は、前の年の同じ時期から11・3%減って、6万3793人。搭乗率は51・5%となっています。
県が全日空と結ぶ搭乗率保証制度では、搭乗率が58%を下回った場合、県が保証金を支払う必要がありますが、開港22年目は震災や豪雨の影響を考慮し、適用が見送られることになりました。適用が除外されるのはコロナ禍以降、6年連続です。
県では、ボランティア活動と能登観光を組み合わせたツアーの企画などを通じ、能登・羽田便の利用促進に繋げていきたいとしています。