豪華絢爛な時代絵巻が初夏の城下町を彩る石川・金沢百万石まつりのメインイベント「百万石行列」が7日行われ、訪れた41万人の観客を魅了しました。

勇壮な太鼓の響きで祭りの幕開けを告げた百万石行列。

金沢駅を出発し、金沢城公園までの約3キロの道のりを2500人の参加者が練り歩きます。

今年は会場周辺の混雑解消や観光客の安全確保のため、祭りの見どころの一つである各団体による一斉演技は4回に見直されましたが、練習を積んできた成果を発揮し、沿道の客からは大きな拍手が送られていました。
石原良純さん「皆の者、いざ、出立じゃー!エイエイオー!」
そして、今年の前田利家役を務める俳優の石原良純さんが登場すると、沿道からは大きな歓声が上がっていました。

沿道の親子連れ「かっこよかった。(Qどんなところがかっこいいと思った?)帽子」
「金沢はすごい伝統がある地だと思うので、そういうところで身近に触れられるというのはやっぱりすごい良い経験だと思うので、すごく良い日になったと思いますね」

また、今年は能登の応援企画として行列に能登のキリコが初めて巡行し、威勢の良い掛け声で復興に向けた力強さを見せてくれていました。

7日の金沢市内は正午過ぎに28・6度と7月上旬並みの暑さとなった中、参加者たちは顔を真っ赤にさせながら笑顔でパレードを盛り上げていました。
実行委員会によりますと今年の百万石行列には約41万人の観客が訪れ、豪華絢爛な時代絵巻に見入っていました。