石川県内で2024年の1年間に生まれた子どもの数と、女性1人が生涯に産む子どもの数「合計特殊出生率」が、いずれも過去最低となりました。出生率の下げ幅は全国最大です。

厚生労働省によりますと、2024年の1年間に県内で生まれた子どもの数は6078人で、前の年より679人少なくなりました。

女性1人が生涯に産む子どもの数の指標、合計特殊出生率は1.23となり、過去最低だった2023年の1.34を下回りました。

前の年からの下げ幅は0.11と全国で最も大きくなり、都道府県別の順位も16位から25位に後退しました。

婚姻件数も3761組と、前の年から31組少なくなりました。県は2032年度までに、合計特殊出生率を1.8まで引き上げる目標を掲げていて、馳浩知事は「一朝一夕に解決することは困難だが、結婚から妊娠・出産、子育てまで切れ目のない支援を充実させていきたい」とコメントしています。