前の町長が県議会議員へ転出したことに伴い、来月行われる石川県・宝達志水町の町長選挙をめぐり、元副町長の高下栄次さんが23日、出馬会見を開きました。一方、現職の松栄 忍副町長も出馬の意思を明らかにしました。
高下 栄次さんは現在57歳、2019年から3年間、宝達志水町の副町長を務めた経験があり、22日付で農林水産省を退職しました。
高下栄次さん
「(町の)課題は山積している。しかしピンチはチャンスという言葉もある。私も色々なところで政策の知見や人脈を培ってきた。それをまちのために全力で活かしたい」
高下さんは人口減少問題や企業誘致に取り組みたいと決意を語りました。
一方、町長選挙をめぐっては松栄 忍副町長も出馬の意思を固めました。
松栄 忍副町長「町がいろいろ取り組んでいる事業、これを遅滞なく進めていく。町政を一番よく分かっている私が出馬、町長となるのが一番よかろうと」
前町長の宝達 典久県議を支持する勢力からの要請を受け出馬を決断し、元職と現職の副町長による選挙戦となる公算が大きくなりました。
宝達志水町長選挙は、前町長が今年3月に死去した稲村 建男前県議の後継として県議会議員に転出したことに伴うもので、来月10日に告示、15日に投開票が行われます。