トレーラーでの輪島塗製作の様子を見学可能に

他にも、宿泊できるトレーラーやキッチンカーなどもあり、観光客や復旧支援者に利用してほしいといいます。そして、ギャラリーの隣にあるトレーラーは工房として使われます。

本格始動は8月ですが、一般の人が製作風景を見学できるように整備する予定です。

田谷漆器店・田谷昴大代表「新しく輪島塗の職人になりたい人や他の場所で働いている職人にも将来的には貸すことができたらと思っている」

輪島漆器商工業協同組合に加盟するおよそ100の事業者のうち、今もなお2割ほどが休業を余儀なくされています。

また、営業している事業者でも工房が被災し、以前の環境を取り戻せない職人も多くいるということです。

観光の復活だけでなく、産地を支えるため、職人同士の交流の場としての機能にも田谷さんは期待しているといいます。

田谷漆器店・田谷昴大代表「世界中から輪島塗を買いに輪島に来る人達を増やしたいので、観光の受け皿・足掛かりになる場所になれば良いなと思う」