石川県の小松市と白山市鳥越地区を結ぶ国道360号の道路改良に向けて、県議会議員や地元市長らが早期の着工を求めました。

小松市と白山市の鳥越地区を結ぶ国道360号は、山間部でカーブが連続し、勾配が急な区間も多いため、特に冬の間は道路が凍結し、危険とされています。

早期の道路改良を求め、小松市選出の福村章県議を会長とする期成同盟会が発足し、5月1日、小松市役所で初の総会が開かれました。

出席した関係者およそ40人は、トンネルやバイパス整備に向けて、調査や着工に必要な費用の予算計上を求めて決議しました。

期成同盟会会長に就任した福村章県議会議員は、国道360号の改良について、県議会の3月議会で、馳知事が交流拡大や緊急輸送路としての重要性から「検討する時期に来ている」と発言し、前向きな姿勢を示しています。

同盟会は5月16日、馳知事のもとを訪れ、6月補正予算での調査費の計上を求めることにしていて、2027年度の着工を目指すとしています。