5月1日は、世界的な労働者の祭典「メーデー」です。金沢市内でも集会が開かれ、適切な価格転嫁や働き方改革の重要性などを訴えました。
連合石川が金沢市のいしかわ四高記念公園で開いたメーデー金沢中央大会には、県内の40を超える団体からおよそ1000人が集まりました。
大会では、連合石川の福田佳央会長が賃上げの裾野を広げるためには労働者の7割を占める中小規模の事業所での賃上げを訴えました。

連合石川・福田佳央会長「賃上げが当たり前の社会、それと同時に価格交渉、価格転嫁が当たり前の社会、これの実現に向けて私どもも努力してまいりたいというふうに思っております」
参加者「(集会では)普段目にしない業種の方とも交流を持てたりする部分も少なからずあるので、そういったところで話を聞ける部分もあると思う」
2025年の春闘は4月25日時点で144の組合が妥結し、平均の賃上げ額は33年ぶりの高水準だった2024年を1851円上回る1万4909円、引き上げ率は4.97%となっています。