デジタル化の推進で地域の魅力アップに取り組む石川県加賀市と、IT系のスタートアップ企業が連携協定を結び、今後、行政の効率化などを進めていきます。

加賀市と連携協定を結んだのは、アプリや人工知能の開発事業を展開する「かまちょっかい」です。

かまちょっかいは1月、沖縄県から加賀市に本社を移転していて、独自に開発したアプリを使って、市内の企業で在庫管理や備品管理の面で、ビジネスの効率化を図ってきました。

加賀市役所で開かれた連携協定の締結式では、宮元陸市長と金城拓登社長が協定書に署名しました。

加賀市・宮元陸市長「クリエイティブな企業がわれわれとしては一番魅力的。(かまちょっかい)本社も移転してということはわれわれの方針にかなったもの」

かまちょっかい・金城拓登社長「人手不足ということがこの地域でも言われているのかなと思うが、人手不足になったとしても行政のサービスを維持できるような仕組みは提供できる」

加賀市は2023年、国から「デジタル田園健康特区」の指定を受けていて、デジタル技術の活用で人口減少などさまざまな社会課題の解決を目指しています。