2日朝、福井県のえちぜん鉄道勝山永平寺線で走行中の列車が線路上の石と衝突し午前9時現在、えちぜん鉄道は山王駅と勝山駅の間で運転を見合わせています。

乗客2人にけがはありません。

えちぜん鉄道によりますと、2日午前5時25分ごろ、福井県のえちぜん鉄道 勝山永平寺(かつやまえいへいじ)線の比島(ひしま)駅と発坂(ほっさか)駅の間で午前5時20分勝山駅発福井駅行きの始発の列車が線路上の落石と衝突しました。


列車は脱線し、乗客が2人いましたが、けがはありませんでした。2人は、運転手が比島駅に誘導しています。

この事故のため、えちぜん鉄道は午前9時現在山王(さんのう)駅と勝山駅の間で運転を見合わせ福井駅と山王駅の間の折り返し運転を行っています。線路上の落石はたて・横1メートル50センチくらいで列車は左側の前の部分が衝撃でゆがんだほか運転席のガラスにひびが入りました。

現場は比島駅から100メートル発坂駅寄りのところで左側は斜面になっていたということで石は左側から落ちてきたと見られています。

落石は1日夜に最終列車を運行していたときには確認できなかったということです。

現場付近は少しカーブになっていてえちぜん鉄道では運転手が落石に気づくのが遅れたものと見ています。