北陸新幹線の敦賀から大阪までの延伸ルートをめぐり、馳知事は「選択肢を増やし合意する着地点を見つける段階に入っている」との認識を示しました。
馳知事の県政報告会は25日に金沢市内で開かれ、北陸新幹線の敦賀以西の延伸ルートについて費用対効果などの説明がない中、2016年に政府与党で決めたから「小浜ルート」だと言い張るのは無理があると述べました。現行の小浜ルートについては建設費や工期の大幅な増加や京都府内でのトンネル工事をめぐる課題などから県内の政財界からは米原ルートの再検討を求める声があがっています。

馳知事
「説明がないのに小浜ルートで納得しろとは、私は残念ながら納得できない。選択肢をちょっと増やして議論して合意する、着地点を見つける努力をすべき段階に入っているのではないでしょうか」
また、馳知事は「1日も早く乗り換えなしで大阪までつなぐため京都府の沿線住民が合意できる議論を進めて欲しい」と語りました。