今年も残すところ1週間。小松市の安宅住吉神社では、参拝者が奉納した絵馬を取り外す「絵馬納め」が行われ、新年への準備が進められました。
安宅住吉神社は歌舞伎「勧進帳」の舞台となっている「安宅の関跡」が敷地内にあり、「難関突破」のご利益がある神社として知られています。

年間でおよそ3500枚の絵馬が奉納されるこの神社では、6月の大祓(おおはらえ)で上半期分を取り外します。「絵馬納め」のきょうは神職がお祓いした後、巫女らが下半期分のおよそ1700枚を取り外しました。

安宅住吉神社・中原丈仁権禰宜「元日に地震があったし、世界情勢が非常に緊迫していますので、「世界平和」「復興第一」などの絵馬が結構奉納されています」
外された絵馬は、2025年1月15日に行われる左義長で焼き納められます。
安宅住吉神社では、正月三が日の参拝者を例年並みのおよそ10万人と見込んでいます。