7年もの間、空き地となっている金沢駅前の旧都ホテル跡地。この土地を所有する近鉄不動産が、日本海側トップクラスの高さを誇る官民複合ビルの開発を計画していることが分かりました。
ようやく動き出した跡地の活用について、街の人の声を聞いてきました。
日本海側トップクラスの高さへ
長年、空き地となっている金沢駅前の都ホテル跡地。9月21日、土地を所有する近鉄不動産の幹部と金沢市の村山卓市長、馳浩石川県知事らが懇談し、近鉄不動産側から日本海側随一の高さを誇る官民複合ビルを建設する構想が示されました。

村山卓 金沢市長「少なくとも本州の中の日本海側で1番、(金沢に)最初に降り立ってすぐ見える場所にふさわしい建物が建つことを期待している」
現在、県内で最も高い建物は、ホテル日航などが入る高さ130メートルのポルテ金沢。今後、都心軸エリアが国の「都市再生特別地区」に指定されれば、高さや容積率などの規制にとらわれない開発が可能になります。

日本海側トップクラスを目指すとなれば、現在、新潟市で建設が計画されているビルの高さ150メートルを上回ることになります。
新たなビルの上層フロアにはホテル、中層に居住スペース、下層フロアに公共スペースを設ける計画です。