日本海の冬の味覚を代表するズワイガニ漁が6日、解禁されます。しかし、悪天候が予想されるため石川県内からの出漁は延期が決まりました。
地震の被害を乗り越え、今シーズンの漁を迎える輪島の漁師たちには特別な思いがあります。地震前、毎年カニの水揚げに沸いた輪島港。しかし、海底が隆起するなど大きな打撃を受け港は、閑散とした状況が続きました。

被害を乗り越え、試行錯誤を繰り返しながらようやく迎えた解禁前日。6日午前0時のカニ漁解禁に向け、荷揚げの確認や荷さばき所の修繕など準備が進められていましたが、しけの影響で今夜からの出漁を見送りました。
輪島港では38隻のうち32隻の船が準備を整えていて、多くの漁師がカニのシーズン到来を待ちわびています。