「被害者には申し訳なかったと思っている」
被告「バレてるかもと思ったのは翌日。Bさんと活動したときに、Bさん含めた女性3人の対応でそう感じた。また、今後のボランティアについて、複数の女性が迷惑を被っているという理由から参加を取り消すと言われ、いつか捕まるだろうなと思った。被害者には申し訳なかったと思っている」
被告はAさんとBさんに対し示談金の支払いを申し出たほか、弁護士を通じ手紙で謝罪したということです。また、検察側から動機について尋ねられると「寝ている人が多く気付かれないだろうと思った。気持ちを抑えられなかった」と述べました。

検察側は疲れて寝ている女性らに対し個人の性欲を満たす目的の行為は、身勝手極まりなく卑劣かつ悪質と指摘。2度の盗撮の前科がある被告には再犯の恐れがあるとし懲役8か月を求刑しました。
一方、弁護側は石川に訪れたのは被災地の力になりたいという思いからであり、犯行は突発的なものと主張し、罰金刑または執行猶予付きの判決を求めました。