畑の所有者が快く土地を提供
土地を提供したのは、畑を持っていた左部淳一さんです。
田畑勝彦さん「左部さんこういう話あるんですがというと、わかったとすぐ返事してくれた」
仮設住宅の建設用地を提供した左部淳一さん「(自分の)住めるところさえあれば。これだけの土地があるので何軒か建つので『ご自由にお使い下さい』ですよ」

住みなれた土地で、木造の一戸建て住宅で暮らす。住民の熱意で建設された仮設住宅が完成し、事務所兼納屋で生活を送っていた田畑さんも7月19日、ようやく入居できることになりました。
田畑勝彦さん「ずっと木造の家に住んでいましたから、木造の家はいいですね。畳の部屋もありますし」
仮設住宅は6棟作られました。全室4畳半のフローリングと和室がある2DKタイプで原則2年間の入居期間の終了後も公営住宅に転用され住み続けることができます。

田畑勝彦さん「いいですよ。住み慣れたところに住めるということは」
穴水町の下唐川地区では、公費解体が進むとほとんどの家がなくなることになります。地域の風景は一変します。