「土地を提供する人がいれば」 ふるさと回帰型実現のポイント
下唐川仮設団地自治会長・加代等さん「見た通り村は南向きに並んでいて、手前には田んぼが開けていて、田んぼの向こうには少し大きな川もあって、自分たちは子どものころそこで泳いだり魚捕まえたり本当に綺麗なとてもいい村だと思っています」
今は仮設住宅で暮らす加代等さんも、長年この地域で暮らしています。
この地域には地震前、およそ30世帯が住んでいましたが、ほとんどの家が地震で大きな被害を受けました。
道路も、崩れた土砂や石垣などで塞がれ、一時、孤立化の危機にも直面。しかし、住民が力を合わせ、重機を使うなどして道を切り拓いたと言います。
下唐川仮設団地自治会長・加代等さん「道路を直すあの辺りからだんだんつながりが強くなった。仮設住宅ができるんじゃないかとか石川モデルとかいう話があるけど、もしかすれば土地の提供ができればそれができるんじゃないかとか」
家を失い、地域を離れた人たちを呼び戻す。
「石川モデル」と呼ばれるふるさと回帰型の「仮設住宅」の建設が始まりました。