後輩たちに伝えるディフェンステクニック「良いプレーを見せたい」

競技への熱い気持ちがここまで続けてこれた原動力に。今年5月、母校を訪れた新田選手は後輩たちに得意とするディフェンスのテクニックを伝えていました。

後輩と同じプールに入り、笑顔があふれる新田選手。ただ、かける言葉は優しい言葉ばかりではありません。

新田選手が後輩にアドバイス
「お前のブロックが下手くそすぎるから。(反則の笛は)鳴らないような気もするけど、日本だったら鳴ると思う」

新田選手
「(後輩たちは)ポテンシャルはあるので、自分の経験してきたこと、ちょっとした技術を後輩たちに伝えて、どう解釈するか分からないけど。良いプレーを見せたいと思う」
後輩は…
「基礎の動きが完璧にできているのがさすがと思った」
「新田選手のフットワークが軽いのを良く感じる。より多くのプレーを見て参考にしたいと思うし、活躍の場を期待したい」

新田選手の持つ強み、その多くは高校時代に培われたものです。

新田選手
「(高校時代は)アシストやいつ得点するべきか考えながらチームでプレーしていたので、そこの能力は養われたかなと」

間もなく開幕するパリオリンピック。初戦から苦しい戦いを強いられそうですが…


水球男子日本代表 塩田義法監督
「(初戦の相手は)前回東京オリンピックの金メダルチーム。そこに一泡吹かせていこうかなと思って。(優勝国の)セルビアに勝っていけたらと思う」

新田選手
「正直オリンピックがどんな舞台か分からないんですけど、自分にとって最高の舞台になるのは間違いないので、行っていろいろなことを経験したい」