「たどってきた道に自信がある」森選手の強みは
今年5月の代表選考会でパリへの切符をつかんだとき語った言葉。高校時代から森選手を近くで見守ってきた恩師も、その成長を感じていました。
金沢学院大学トランポリン部丸山章子監督
「精神面もそうですし、技的にもしっかりと自分でポイントを頭に入れて集中してやっていくというのはとても良くなっている」

トランポリンでは、跳躍時間と落下した位置、そして演技の出来栄えと技の難しさが得点評価に繋がります。
森選手の強みはこのうち、跳躍時間にあるといいます。
丸山章子監督
「高さがあることが彼女の特徴であって、高さ点が16というのは世界でもなかなかない、出せても1人2人なので。高さだけにこだわりすぎず演技点、移動点もしっかりと意識しながら高さを発揮できれば彼女の本来の演技ができるかな」
練習では逐一、映像で演技を見直し動きを細かく確認しますが、このときにも意識しているのは滞空時間の長さです。

森ひかる選手
「ジャンプのタイムがすごくいいタイムが出たのでそれは嬉しかった。ぎょえーっていうタイムが出た」
世界を制した経験もあり、メダルに期待が高まる森選手ですが、オリンピックのことはあえて意識しないようにしているといいます。
森ひかる選手
「普通に過ごしたい。その大会はその大会で何ができたか、何が課題になったかをわかればいいかな」
自分に正直に、楽しんでトランポリンに取り組む森選手。パリの舞台では持ち前の笑顔が輝く結果に期待です。