北陸新幹線の敦賀より先、大阪への延伸をめぐり、混迷を深めるルート問題。

政府・与党は、小浜・京都ルートでの着工を決めていますが、26日、石川県内の政財界の関係者が集まった建設促進県民会議で、米原ルートの再検討を求める決議案が採択されました。

北陸新幹線の敦賀・大阪間のルートをめぐっては、政府・与党が2016年に小浜・京都ルートでの着工を決めていますが、資材の高騰などで建設費が上振れ、国土交通省が2016年に行った試算のおよそ2倍となる4兆円にのぼる見通しです。

建設費が上振れすれば、着工に必要な5つの条件のうち、費用対効果を満たせない可能性が高まっていて、県内では滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する「米原ルート」を推す声が南加賀の沿線自治体などで高まっています。