工場から車で20分ほどの距離にあるこの集落は、谷内さんにとって初めての移動販売で訪れた、思い出の場所。およそ半年ぶりとなる、地元・輪島での移動販売です。
仮設住宅の表札を頼りに、常連客を探して回ると…。
「お久しぶりです、桜井さん元気ですか?」「まあね!どうしたん」「豆腐売りに来た」「大谷さんの顔、見に来た」「やっと戻って来たんか」「今日からなんです」
トラックを囲むように、住民たちが続々と集まってきました。

仮設住宅に住む常連客は「(何を買った?)いつものゴマ豆腐と油揚げ。地震の後初めて会ったから懐かしかった」「ま~谷内さんのが良いわね。慣れとるからね、味が」
