9月13日に東京で開幕する世界陸上に、金沢市の星稜高校2年生の清水空跳選手が男女混合4×400メートルリレーで代表入りを果たしました。
身長164センチと短距離界では小柄な清水空跳選手が、なぜ、驚異的なタイムを出せるのか?

1984年ロサンゼルスオリンピックの400メートルハードルに出場し、日本代表コーチの経験もある金沢星稜大学の大森重宜教授は、清水選手の「腕」と「足」に着目し高く評価しています。
金沢星稜大学・大森重宜教授「他の選手と比べるとわかりやすいが、腕を顔のあたりまで前方に振ることができる。これがとても重要なこと。地面からの反作用の力は自分の体重の5倍くらいの反作用を前方に転換できるかが、速く走れるかどうかのポイント。清水選手はそれほど体が大きくないので、そんなに大きな力をもらえなくても自分の大きな力がなくても、自分の腕を前に振ることによって変換できやすい」
さらには、足が地面につく接地のタイミングも世界レベルといいます。
金沢星稜大学・大森重宜教授「地面をとらえているときの接地している時間、がとても速い。速い選手、9秒台で走る選手は0.08~0.09秒なんですが、彼はそのタイムで走っている」
世界陸上でリレーに出場することになった場合の起用法については。
金沢星稜大学・大森重宜教授「バトンパスの調整どのようにするか、他の選手たちはやってきているので。コーチがどのような決断を下すか。僕がもしコーチだったら一走に使ってみたい。予選の一走に使って様子みたい」











