地震からの復旧・復興に向け、珠洲市で15日、今後のまちづくりについて、有識者の意見を聞く会議が開かれました。
市民「次の世代がちゃんと戻ってきて、ここで生活が成り立つのかどうか心配」
移住者「インフラの整備と住む場所を作ることを早く行政にはやってほしい」
ラポルトすずで開かれた有識者会議には、芸術、観光、ボランティアなど各分野の代表9人が参加しました。
珠洲市では、災害に強い地域づくりやなりわいの再建などを盛り込んだ復興計画の骨子案を5月にまとめていて、これまでに市内10か所で市民と意見交換会を開いてきました。
これを踏まえきょうは、地球環境の専門家から里山里海の良さを暮らしの豊かさや魅力につなげるべきといった意見が出されました。
また、ボランティアで支援を続ける団体からは、現状を見据えた要望も。

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン橋本笙子さん「皆さんの生活再建無くして市の復興はないはず。一部損壊・準半壊の方々にもしっかりとサポートしていくような施策を打っていかないと」
珠洲市では今後、年内をメドに復興計画を策定する方針です。