新型コロナウイルスについて8月13日までの1週間に687人の感染が確認されました。高知県は「依然としてさらなる感染拡大の懸念がある」としています。

県によりますと、8月13日までの1週間の定点医療機関での患者数は687人で、1医療機関あたりでみると15.61人と、前の週に比べてわずかに減少しています。しかし県は祝日で休みの医療機関があったことから「実質的には前の週と同水準と考えられる」としていて、「ピークアウトしたとは判断できない」としています。

(県健康政策部 川内敦文 医監)
「今週台風が来ているとはいえ、お盆の時期ですので人の移動が全国的にありますので、そのことに伴う患者数増への影響が来週以降、再度出てくる可能性も否定できない」

年代別では、10歳未満が109人、10代が63人、50代が89人、70代が82人、80歳以上が99人などとなっています。

また、県は外来・病床のひっ迫状況を踏まえた判断基準を新たに定めました。いずれの指標も上回った場合、「警報」を出すことになりますが、13日時点の状況では、「外来がひっ迫している」と報告があった医療機関の割合は基準の25%を下回る12.9%、病床の使用率は基準の50%を下回る41%となっています。