新型コロナウイルスについて、この1週間で900人の感染が確認され、急速な感染拡大が懸念されています。高知県は引き続き手洗いや十分な換気、三密の回避などの基本的な感染対策を推奨しています。
県によりますと7月24日から30日までの1週間に県内44の定点医療機関で新型コロナと診断された患者数は900人で、前の週に比べ55人増加。
1医療機関あたりの患者数は20.45人と前の週と比べると増加の程度は横ばいですが、引き続き急速な感染拡大が懸念される状況です。
年代別では、10歳未満が151人、10代が141人、20代が68人、30代が77人、40代が100人、50代が99人、60代が87人、70代が88人、80歳以上が89人です。
また、確保病床178床の入院患者が70人と高い水準にあることから、県は基本的な感染対策の推奨や医療機関・高齢者施設などを訪れる際のマスクの着用のお願いを呼びかけています。また、来週開催を控えたよさこい祭りでの感染対策については、「暑さなどを考慮するとマスクの着用のお願いとまではいかないと思う」とした上で、可能な限りの感染対策を呼び掛けています。
(県健康政策部 川内敦文 医監)
「できるだけ感染対策を取って密な状況をできるだけ避けて、参加ないし、観覧していただければと思う」