定点観測による新型コロナウイルスの感染状況の発表方法について、高知県の濵田知事は厚生労働省に対し「わかりやすい判断基準を示すよう求めていく」との考えを示しました。

高知県内の新型コロナの患者数は1医療機関あたり平均19.2人となっていて、入院患者数も増加傾向にあることなどから県は「第9波に入っている」との認識を示しています。

8月1日の定例会見で濵田知事は、この定点把握での発表について「わかりにくいという声がある」とした上で、データをどのような物差しでどのように判断すればいいか、厚生労働省に基準を示すよう求める考えを示しました。

(濵田省司知事)
「厚生労働省に対しては、引き続き国全体としての統一的な基準どう考えればいいかという点について、ぜひ考えを早く示してほしいということは、粘り強く求めていきたいと思う」

また、感染防止対策については5類移行したことにより「行動制限はできない」とした上で、医療機関や人数が多いところではマスクを着用することなどを呼びかけていくとしています。