気象庁によりますと、夏から秋にかけては高い海水温などの影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となります。さらに、7月3日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。

このため気象庁は6月30日午前、「大潮による高い潮位に関する全般潮位情報」を発表。

東北地方の太平洋沿岸、北陸地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部地方及び九州南部の沿岸の一部では、7月1日から7月8日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で、浸水や冠水に注意するよう呼び掛けています。

また、期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性があるとして、今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意するよう呼びかけています。