サッカーJ3高知ユナイテッドSCは27日(土)アウェーでギラヴァンツ北九州と対戦し、2-0で勝利しました。高知は白石尚久(しらいし・たかひさ)新監督が初めて指揮を執る試合で連敗を6で止めました。
高知ユナイテッドSCは9月23日(火・祝)、秋田豊(あきた・ゆたか)前監督の退任を発表。新監督にヨーロッパでの指導経験が豊富な白石尚久監督を迎えました。白石監督はJリーグのクラブを指揮するのは初めてで、27日(土)の北九州戦が初陣です。高知は6連敗中の16位(勝ち点31)、北九州は2連勝中の8位(勝ち点40)で迎える一戦となりました。
高知は水野と新谷、須藤、そして出場停止明けの工藤が先発復帰しました。今シーズンこれまで、左ウイングバックでの起用となっていた水野は、2シャドーの左での起用となりました。
高知は、前半13分、ペナルティーエリア内右側で上月のパスを受けた高野がシュート。枠の右上にそれます。
24分には高知が初めてのコーナーキックを得ると高野のキックに吉田が頭で合わせゴールイン。しかし直前にファールがあったとして得点は認められませんでした。
37分、高知は前線にロングボールを送ると、新谷にボールが収まり水野へパスしペナルティーエリアに進入。水野は北九州DFに対応されますが、遅れて攻め込んだ高野がペナルティーエリア手前からこぼれ球を流しこみ、先制に成功します。高野は今シーズン3ゴール目です。
前半はこのまま1-0高知リードで終了します。
後半立ち上がり、高知はコーナーキックとフリーキックのセットプレーで何度かピンチを迎えますが、守備陣が身体を張り、北九州に得点を許しません。
後半15分には高知のカウンター。後半から途中出場の東家が抜け出してシュートを放ちますが相手DFにブロックされました。
すると17分、高知の須藤が敵陣左サイド、深い位置でボールを受けると、ドリブルを開始。相手1人をかわしペナルティーエリアに入って左足を振ると、相手にあたってボールの軌道が変わりゴールが決まります。須藤は第8節(4月5日・松本山雅戦)以来の得点。須藤の持ち味であるキレの良いドリブルを活かし、高知が追加点を奪います。
その後高知は集中した守備で北九州の反撃を許しませんでした。このまま2-0で試合終了。高知が7試合ぶりの勝利をあげました。
高知の白石監督はJリーグ初陣で見事、クラブに“勝ち点3”をもたらしました。