2024年4月、高知県の四万十川でツアー客を乗せた屋形船が沈下橋の橋脚に衝突した事故の調査報告書が公表されました。事故の原因は「船の窓ガラスの曇り」でした。

4月3日午前11時ごろ、四万十川にかかる沈下橋・三里(みさと)橋に、ツアー客ら36人を乗せた屋形船が衝突する事故がありました。この事故でツアー客の17人が打撲やねん挫などの軽傷を負いました。運輸安全委員会は事故の原因について、船首部の窓ガラスに結露による曇りが生じて視界が悪い中、船長が橋脚の位置を正確に確認しないまま憶測で操船したため衝突したと報告しました。

船を所有する会社は再発防止策として前方を見通すことができるように操縦席の屋根を高くしたほか、船首部にカメラを設置しモニターでも前方を確認できるようにしたということです。