財務省は2日の入札で10年物国債の「表面利率」を1.7%にしました。2008年以来、およそ17年ぶりの高水準です。
「表面利率」は債券の買い手に毎年支払われる利息の割合を表すもので、財務省は10年物国債の入札で表面利率を1.7%に設定しました。2008年7月以来、およそ17年ぶりの高水準です。
債券市場では、日銀による早期の利上げ観測や財政悪化への懸念などから長期金利が上昇しています。
新たな国債の表面利率が市場の金利より低いと、国債の落札価格が額面を下回りかねず、財務省は新しく売り出す国債の表面利率を原則3か月ごとに見直しています。
ただ、金利が上昇すれば、国債の利払い費も増え、財政を圧迫する可能性もあります。
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