今年5月、高知市のマンションから飛び降りようとした男性を引き止め、命を救ったとして、高知市の男女3人に高知県警から感謝状が贈られました。
県警から感謝状が贈られたのは、高知市に住む西村駿平(にしむら・しゅんぺい)さん、加地由記子(かじ・ゆきこ)さん、矢羽田稔(やはた・みのる)さんです。
今年5月、高知市のマンション4階の手すりから男性が身を乗り出し、飛び降りようとしているのをこのマンションに住む西村さんが発見し、抱きかかえるようにして引き止めました。その後、マンションの駐車場にいた見ず知らずの加地さんに大声で助けを求め、加地さんが男性の手を握りながら説得。さらに加地さんの同僚の矢羽田さんとともに3人で男性を落ち着かせ、見事な連携で飛び降りるのを防いだということです。通報によって駆けつけた警察官が男性を保護し、けがはありませんでした。
(西村駿平さん)
「最初は恐怖があって動かなかったけど、そういう人がおったら助けるのが人として、ぼくは絶対助けたいと思ってる」

高知南警察署の栁瀬(やないせ・やすあき)泰明署長は「警察官でも飛び降りの場面に遭遇することは少ない」とした上で、勇気を持って命を救ったことに感謝を述べました。