相談後のサポートには関係機関との連携も不可欠です。「みそのらんぷ」では様々な機関に出向き、相談窓口の周知と共に協力を呼びかけています。この日は、県庁を訪れました。

高知県としても民間機関の相談窓口が増えることに期待を寄せていて、今後は高校などでもチラシやカードを配り、周知を図りたいと考えています。


「予期せぬ妊娠をした場合、妊娠に気付くことが遅れたり、不安が強まって、行政の母子保健が支援の窓口っていうところの相談機関ですね、なかなかつながりづらい、行きづらいという方もいらっしゃると思います。そういったためらいが生じるってことも推測されておりますので、みそのらんぷさんの方では電話でメールでの相談可能ということ、お伺いしておりますので、なかなか行政機関の窓口では相談しづらい内容とか悩みを打ち明けることができる方もいらっしゃるんじゃないかなと考えております」(高知県庁 子ども家庭課 大石一心さん)

「みそのらんぷ」では、必要があれば産婦人科に付き添う「同行支援」も行うことにしています。そのため県内の産婦人科にも積極的に出向き、協力を呼びかけています。

「妊娠中はいろいろ精神的だとか、不安定になる時期です。当然バックアップがある方はそういうサポートをご主人さんなりご家族なり、得られるんですけれどもそれでもやっぱり不足する場合もあるし、かつやっぱりそういうバックアップがやっぱり乏しい方に関して、みそのさんがですね、にんしんSOSというのを作ってくれるということで、そういったバックアップを得られるっていうですね、非常に心強いと思います」(国見産婦人科 國見祐輔院長)

國見院長は日々妊婦と接する中で、こうした相談窓口の必要性を感じてきたといいます。


「僕らがやっぱ気づかないようなことで何かそういうサポートが入る形になるので、いろんなところから今後ね、やっぱ、高知を支えてくれるのは赤ちゃんなんで、そういった赤ちゃんを見守ってくれるそういう組織が立ち上がるというのはすごく喜ばしいことだというふうに思います」(国見産婦人科 國見祐輔院長)