四国最多のクルーズ船が寄港する高知の観光をより快適にしようと、高知市中心部で「電動モビリティ」のレンタルサービスが始まりました。

サービスが始まったのは、電動モビリティ「WHILL(ウィル)」のレンタルです。県内でバリアフリー観光事業を展開する「FACTORY」と、開発メーカー「WHILL」が、高知市中心部でスタートさせました。

県内では近年、クルーズ船の寄港が増え、高知新港には2025年度、過去最多の108隻が寄港していて、23日も大勢の外国人の姿がありました。

▼カナダからの観光客
「牧野植物園と高知城を見たい」

こうした中、「FACTORY」が外国人観光客の動向を調査したところ、市内の移動手段に課題があることが分かりました。 

「(はりまや橋観光バスターミナルから)高知城まで行くかと思ったら、わりと早めに引き返す人がいた。ターミナルから高知城までは1.5kmあって歩行に制約がある観光客には大きなバリアになる。タクシーを使って高知城まで行くと、今度は商店街での買い物の機会が失われる」

そこで、電動モビリティを移動手段として活用してもらうことで、高齢者や足腰に不安がある人も快適に散策できる環境を整えました。電動モビリティは免許不要で最高時速は6キロ。歩行者と同じ扱いになるためヘルメットが要らず、歩道を走行できます。

▼岡本采子 アナウンサー
「片手で楽に操作できて小回りも効くので、とても乗り心地がいいです」

電動モビリティを活用することで、移動の負担を軽減し、滞在時間の増加につながることが期待されています。

▼利用した外国人観光客
「軽やかに動いて、動きも分かりやすく方向転換もしやすかった」

▼FACTORY 企業事業部 横山江里子さん
「誰が使っても操作が分かりやすい。誰もが一緒に楽しめる高知県観光が実現するようになったらいい」

電動モビリティは、「はりまや橋アンサンブル」に4台用意されていて、外国人だけでなく、日本人観光客や地元の人も借りることができます。10月まで試験的にクルーズ船が寄港する日に貸し出され、今後は他の観光地にも導入することを目指しています。