14日からはいよいよ大学入学共通テストです。受験生と年が近く、「みなさんを応援したい!」と取材してきた入社1年目の尾上記者が、試験直前の準備や試験への心構えなどをお伝えします。

■尾上七海 記者
私は5年前にセンター試験を受けました。緊張で前日ほとんど眠れず、寝不足で試験に挑むことになってしまったので、受験生のみなさんには「万全の状態で試験に挑んでいただきたい!」と思い取材しました。
「センター試験」に代わって始まった「大学入学共通テスト」は、今回で3回目となります。テストの傾向と、今からできる対策について、テレビ高知の元アナウンサーで、現在は予備校の塾長を務める竹内康祐さん(東京大学出身!)に伺いました。

■土佐アカデミー 竹内康祐 塾長
「(最近の傾向は)文章量が増えた。『時間が足りない』と受験生が言っていたし、平均点も大きく下がった科目もある。具体的に言うと、英語は読解・リーディングに特化したので、読む分量や単語数が非常に増えている。」
「英語は、(文章を)読まなくて結構。単語をとにかく確認していく、1個でも2個でも多く単語を覚えることが必要になってくる。」
「あと分量が増えたのが数学。一朝一夕に点数を上げるのは難しいかもしれないが、できない問題とできる問題があると思うので、できる問題は確実に取っていく。これはどの科目にも言えること。」

●英語:1個でも2個でも多く単語を覚える!
●数学:できる問題を確実に取る!
●マークミスをしない!
「できない問題は無視してもいいので、時間内で1点でも多く積み上げていくことが大切だ」と話していました。
次に、試験直前の過ごし方を聞きました。「これまで通り」が大きなポイントです。

■土佐アカデミー 竹内康祐 塾長
●受験生の過ごし方
「(試験で)120%の力が出せる、奇跡が起きる…ということはない。これまで積み重ねてきたものをどれだけ出せるか。特別なことをする必要はない。自分のペースで、これまでのペースで過ごし、できるだけ100%に近い自分の力を出せるように頑張ってもらえたら。」
●家族の過ごし方
「受験するのは本人。変なプレッシャーを与えるわけにもいかないので、いつも通り普通に、余計な口出しをせずに。(試験が)終わった後『どういう志望校にするのか』という時に相談に乗ってあげる。そこで親御さんの支えが必要になってくる」

■尾上七海 記者
そして14日、15日の試験本番に大切なことは…
●とにかく寝坊しない!
●マークミスだけは絶対しない!
●できるだけ暖かい服装で会場に行く!
受験生のみなさん、この3点だけは絶対に忘れないでください!最後に、受験生のみなさんにメッセージをいただきました。

■土佐アカデミー 竹内康祐 塾長
「とにかく自分の力を出すしかない。そのためには最後まで粘る。とにかく最後まで粘って、残りの1秒、『終わり』と言われるまで一生懸命頑張るということしかない。ぜひ頑張ってもらいたい。」

■尾上七海 記者
そしてもう1つ。私の経験に基づくアドバイスです。私は5年前のセンター試験当日、緊張で胃が痛くなってしまい、数学の試験に全く集中できなかった…という苦い思い出があります。
当日の急な体調の変化に備えて、胃腸薬などを持っていくこともおすすめします。とにかく最大限の力を出せるよう、しっかりと環境を整えて、最後まで粘って、頑張ってください!みなさんが納得のいく結果を出せるように祈っています!










