
高知県内で殺処分される猫は、保護猫活動の高まりや自治体の不妊・去勢手術に対する補助制度の充実により、10年前と比べると7分の1ほどにまで減少しました。それでも直近2025年度は100匹を超えていて、その大半は、生まれたばかりの子猫です。
(2015年度:897匹 2025年度:121匹 収容中に死んだ猫も含む)
この日は19匹の猫が手術を受けました。元々住んでいた場所に戻される猫には、耳の先をV字型にカットされます。そうした猫は今後、繁殖せず、「地域ネコ」として住民たちに見守られながら“一代限りの命”を全うするのです。
資金・スペース不足、高額な医療費「安易には引き取れない」
立ち上げから任意団体として活動してきた「しまんとねこ」は、2025年からNPO法人となり、これまで350匹近くの猫の手術をサポートしてきました。現在は11人ほどで活動し、SNSで情報を発信して、活動に賛同する人からの寄付・物資支援・オリジナルグッズ販売での収益を運営にあてています。
しかし、それだけの数の手術をサポートしても「不幸な猫」は減らず、活動資金も十分ではありません。さらに施設のスペースにも限りがあるため、新たに猫を受け入れるのは難しい状況です。
理事 永島尚世さん:
「最近は減りましたが『拾った猫をあそこに連れて行ったら、なんとかしてくれるんじゃないか』と言われたことはありました。ただ、ここでお預かりするとなったら、ワクチン、ウィルス検査、猫風邪の治療など、いろんな医療費がかかります。そうした治療をしないと他の猫に病気や風邪をうつすので、安易なお預かりはできないです」











