2025年もあとわずか、今年1年の高知の「スポーツ」を振り返ります。この1年、Jリーグへの初挑戦があり、地元出身スターの凱旋もあり、高知のスポーツ界がかつてない熱気に包まれた1年でした。
高知ユナイテッドSC、J3に参入

2025年、サッカー・J3に、高知ユナイテッドSCが初参入しました。2月のホーム開幕戦は、サポーターの期待と熱気に包まれました。
◆サポーター
「『この日が来たんだな』という、いろいろな思いで⋯新聞を見ながら泣いていました」
◆訪れたおばあちゃんと孫
「この雰囲気、すごいなと思って⋯」
「たのしみ、たのしみー♪」
悲願のJリーグ参入を果たした高知ユナイテッドSCの応援に、高知県内・県外からサポーターが駆けつけ、「Jのある週末」が高知の新しい風景となりました。
クラブはシーズン序盤、エース・小林心の移籍がありながらも、6月にはホーム3連勝を記録するなど健闘を見せました。しかし、チームに激震が走ります。
◆秋田豊 前監督
「私、秋田豊は、きょうをもちまして高知ユナイテッドの監督を辞任させていただきます」
秋田前監督のパワハラ認定による辞任を機に、3回にわたる指揮官が交代するなど、ピッチ外でのトラブルが続出しました。
シーズン後半には成績も下降線をたどり、一時はJ3の残留争いに巻き込まれましたが、それでもサポーターは声を枯らして支え続けました。
そして、9月に就任した白石尚久監督のもと、チームは土壇場で踏ん張り、J3残留を決めました。喜びと、課題。Jリーグ1年目は、勝ち点38の18位で激動のシーズンを終えました。










