民間の信用調査会社、帝国データバンク高知支店によりますと、高知市でシール印刷を手がけてきた高知シール(資本金1000万円、従業員14名)が、12月17日に事後処理を弁護士に一任し、今後、自己破産を申請する予定であることが分かりました。
高知シールは1970年(昭和45年)6月に創業、76年(昭和51年)9月に法人改組されたシール印刷業者。地元食品メーカーからの受注を主体に、顧客から持ち込まれたデータをもとにシールやステッカー、ラベルなどのシール印刷を手がけ、2004年7月期には、年売上高約2億2000万円を計上していました。
しかし、過年度に発生した不良債権により資金繰りが悪化。厳しい経営が続く中、先行きの見通しが立たなくなったということです。
また、東京商工リサーチ高知支店によりますと、代表者は80代の高齢で、後継者もおらず、今後の事業継続が容易ではないとの判断から、法的整理を選択した模様としています。負債は約1億円が見込まれるということです。










