◆四国自然史科学研究センター 安藤喬平主任研究員
「新聞報道とか文献について調査してみると、1920年代に『高知県・四万十で山仕事をしていた方がクマと鉢合わせてか、何かでけがをした』『危篤状態である』ということが大きく報じられたりとか、林業関係の雑誌に書いてあったりします」

四国には現在、東部の剣山系に20頭ほどのクマが生息していますが、1980年代ごろまでは高知県西部の幡多地域などにも生息していました。

◆四国自然史科学研究センター 安藤喬平主任研究員
「山の中で起きているということで、かなりのレアケースだと思います。ただ、山にクマがいる限り、そういう事故はあったんだろうなと…」

東北で起きている人的被害は、ほとんどが里に下りてきてパニックになったクマが人を襲っているという状況で、山中でクマに襲われる事故は比較的少ない事例だということです。