技術開発が進む3Dプリンターについて、建設業の関係者らが課題解決に向けた意見交換を行いました。
側溝の水が溢れ出すのを防ぐために設置される「集水桝(しゅうすいます)」。3Dプリンターで作られたものです。12日高知県安芸市で建設業界で働く人たちを対象にした、3Dプリンターについての意見交換会が開かれました。県内では実際に、道路工事の現場で3Dプリンターで製作した集水桝が使われています。
これまで人の力で行っていた作業が自動化されることで、人材不足の解消や、施工時間の大幅な短縮につながるとされていますが、材料や費用が課題となっていて、意見交換会では、コストをどう削減していくべきかなどの意見が交わされました。
(土佐国道事務所 岡本雅之 事務所長)
「新しい技術がいろいろと出てきていますがいかに現場に適応していくかが大事。(3Dプリンターの活用によって)よりデザイン性がよかったりコストを安く抑えられたりといったものが実現できていくと思う」
会場ではタブレット端末による3次元での測量体験なども行われ、参加者たちは新たな技術の導入について考えていました。